忘れないように日本語の練習

英語圏へ軽いジャブ程度に語学留学するはずだったのです。気が付いたら海外で暮らして10年以上も経っていました・・。

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ニュージーランドの人種差別と日本人

白人社会で生活すれば有色人種の誰もが受ける洗礼です。
無視されたり、バカにされたり、嫌がらせを受けたりするかもしれませんが、英語にハンデがある外人として、マイノリティーに属して存在するので、これは避けて通れません。

南島のネルソンに住んでいた時は“Go home, fucking gook!!”(自分の国へ帰れ、クソアジア人!!)と頻繁に街中で罵られたり、店で店員に無視されたり、喧嘩をふっかけられたり、水風船や石を投げられたりしたこともありました。差別は日常のいつでもどこでも起きる可能性があります。

皆が丁寧でお互いを尊重しあうような日本的環境は、海外には存在しません。日本をヌクヌクとした温室の守られた環境に例えるなら、海外は温室の外で雨風が吹き荒れ、害虫もいるし、温度も毎日のように上下します。誰も助けてくれません。自分の身は自分でしか守れません。頼れるのは自分のみです。

日本人が白人社会に溶け込むのは相当な努力が必要です。外人としてアホ扱いされずに社会的に同等の人間として認めてもらう為には、“自分の意見を持ってハッキリと相手に伝える”ことです。小中高校で習った“黙って授業を聞け、先生の言うことに従え”といったアジア独特の受動的な態度は英語圏では絶対に通用しません。黙って、相手の話を聞いてうなずいているだけでは、サルとして扱われ、人間的な地位は永久に獲得できないでしょう。英語圏で生き抜くためには、相手を説得できるレベルの英語力と論理的思考能力が最低限必要です。

ここで軽く僕の勝手な視点から見たニュージーランドの人種差別状況を記します。

先住民マオリと白人キーウィーはいつも対立してます。150年前にイギリスから来た移民が勝手にマオリから土地をぶんどったので、マオリ族はまだ納得してません。それから、オークランドの南にあるサウスオークランドと呼ばれる地域はスラム街です。そこにはアイランダーと呼ばれるフィジーやトンガ出身の方々のコミュニティーがあります。ニュージー白人達はこの貧困地域を社会のお荷物的に見ています。

1990年代から始まったアジアからの大量移民でアジア人は爆発的に増えました。オークランドの街中はアジア人だらけです。特に韓国人が多く、韓国語が話せたらオークランドでは英語は要らないと言われるほどです。当然、キーウィー白人はアジア人侵略に対して不快感を示しています。僕が8年半ほどいた大学内でも、アジア人に対して冷たい態度をとる教授や講師がいました。彼らは僕が廊下で挨拶しても僕の存在を無視して通り過ぎるような方々です。

このような状況を反映して、アジア人は就職難といわれてます。理由は白人中心社会なので雇用主が白人達です。つまり、社会全体が白人びいきに動いているので。アジア人にはとても不利です。事実、僕も大学を卒業した後、白人の友人達はいとも簡単に大学内外で安定した研究技術員のポストを確保するのに、僕は最初の仕事を貰うにたくさんの研究室を訪れて、仕事がないか尋ねまくりました。そして、3ヶ月間のタダ働きから始まり、仕事を探し始めてから半年後にやっと技術員になり、その後も半年契約や3ヶ月契約など不安定な状態が続きました。僕を雇ってくれた研究室の先生は“大学の上部から外人を雇わないようにとプレシャーをかけられている”と漏らしていました。大学で働く数少ない中国人達も同じ境遇で”次の契約が切れたらもう働くあてがない。“と僕と一緒に震え上がってました。案の定、契約が切れた後、次の仕事がなかったので、10年程住んだニュージーランドを去りました。
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  • 2011/04/25(月) 17:24:32 |
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